価格の理由（無料・格安メール配信システムとの違い）

当社は、メール配信システムASP版の価格を月額1万円～と設定しております。しかし、世の中には無料～数千円レベルのメール配信システムも数多く存在します。では、それらのシステムと当社のシステムは一体何が違うのでしょうか。

当社では、「1.到達率を高めるための環境づくり」と「2.顧客情報を守るためのセキュリティ対策」にどれだけ投資をしているかの違いだと考えています。それぞれ具体的にご説明いたします。

そのユーザの中に、たとえば迷惑メールを大量一斉配信する等の悪質な運用をしているユーザが1社でもいた場合、同一環境で運用する他のユーザも影響を受けることになります。つまり、そのサービスから配信されるすべてのメール（同一IPから配信されるメール）は、各プロバイダや携帯キャリア側から「問題あるIPから配信されたメール」と認識され、配信遅延を起こしたり迷惑メールフォルダ行きになってしまうのです。

当社ではサービス提供前に適切な審査を行い、当社規定に沿わない企業様へのサービス提供はお断りしています。また、IPレピュテーション（IPアドレスの評価）を高めるため専任担当者がメールの到達状況を常時監視して様々な調整を行っているほか、同一サーバ内に過度のユーザの"詰め込み"はいたしません。そしてシステム上で精度の高いエラー処理を行うことで、PCだけでなくモバイルにおいても高い到達率を維持し、毎時1,000万通以上（クラウド全体の実測値）という業界最高レベルの配信速度を実現しています。

当社は格安メール配信システムからの乗り換えを数多く支援しておりますが、ユーザ企業様からは

等、喜びの声をたくさんいただいております。

「メール配信クラウドサービスを利用する」ということは、“自社の顧客情報をインターネット経由でメール配信システム提供会社に預ける”ということにあたります。

WEBCAS e-mailは、アプリケーション自体のセキュリティ対策はもちろん、ユーザー企業様の大切な顧客情報をお守りするため、労力と費用を惜しまず十分なセキュリティ対策を行っています。

ネットワークやサーバ、Webアプリケーションを狙った外部からの攻撃を防御するため、F/W（ファイアウォール）、IPS、WAFを導入しています。F/W、IPS、WAFはいずれも外部からの不正アクセスからシステムを守るセキュリティ対策製品ですが、それぞれ守備範囲や得意分野が異なります。WEBCASではこれらすべてのセキュリティ対策製品を導入・運用することで、より強固なセキュリティを実現しています。

配信したメールが何らかの理由でエラーになった場合、戻ってきたエラーメールに添付ファイル等でウィルスが仕込まれている場合があります。WEBCAS e-mailでは、すべてのエラーメールに対してウィルスチェックを実施しています。

第三者機関による脆弱性診断はもちろん、ペネトレーションテスト（疑似攻撃を行い侵入を試みることで、システムに脆弱性がないかどうかを検証するテスト）を定期的に実施しています。

クラウトサービスのサーバは、ISMSの国際規格「ISO/IEC27001」の認証を取得し、国際水準のセキュリティレベルを確保しているデータセンターに設置しています。24時間稼働の自家発電装置、冗長化されたUPS無停電電源装置設置で停電時も安心。24時間365日の監視体制です。

さらに、当社では「サーバ保守専用ルーム」を社内に設け、データセンターのサーバにしかアクセスできない専用端末で、専任担当者がサーバの設定やメンテナンス作業を実施しています。専用端末は2重のID/PASS管理となっており、操作ログはすべて保存されます。「サーバ保守専用ルーム」はICカードによる入室制限を行っているほか、出入口に動体検知の監視カメラを設置しています。