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全従業員向け満足度調査やコンプライアンス研修をWEBCASで実施。データベース項目を自由に変更できる「ログイン認証フォーム」で、運用にかかる時間は10分の1に

PPIH様

株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス様

PPIH様導入事例インタビュー

「ログイン認証付きのフォームで、回答データと従業員IDの紐づけが容易になりました。運用にかかる時間は10分の1に、フォーム作成にかかる費用は2分の1に減るなどさまざまなメリットを感じています。」

  • ITサポート本部 IT戦略推進部
    業務システム企画課 課長
    田中 彰也様
  • ITサポート本部 IT戦略推進部
    業務システム企画課
    松崎 宏様
  • 人事労務本部 人事情報企画部小倉 陵様
  • アンケート
  • 流通・小売
  • サービス業
  • アンケート調査

ディスカウントストアのドン・キホーテや、総合スーパーのアピタ、ピアゴなどを展開する株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス様(以下、PPIH様)は、従業員向けの就労満足度調査やコンプライアンス研修に関する業務改善を目的として、アンケート・フォーム作成システム「WEBCAS formulator」を導入されました。その後、より様々な用途で活用するために上位プラン(SaaS型)に移行されました。ご担当者様にWEBCASの活用内容や導入後の効果、そしてSaaS型に移行した理由等をお聞きしました。

※WEBCAS formulatorのアプリケーションを企業ごとに専有で利用する形式。カスタマイズ・外部データベース・外部システムとの連携が必要な場合に最適。

WEBCASを選んだ理由

  • ログイン認証フォームが簡単に作成できる
  • データベースの項目を自由に設定でき、中身の入れ替えも容易
  • 価格が定額でコストが抑えられる
  • 手厚いサポート体制
  • WEBCASの導入効果

  • 異動に伴う従業員データの入れ替えにかかる作業時間が10分の1に減少
  • 従業員IDを使ったクローズド形式のフォームにすることで未回答者が確認可能になった
  • 同じ環境で、社内の部署ごとに別々での運用が可能になった
  • PPIH様に導入いただいた
    \ WEBCAS formulatorの資料はこちら /

    PPIHについて

    ― はじめに、貴社についてお聞かせください。

    株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、中核事業であるディスカウントストアのドン・キホーテをはじめ、アピタ、ピアゴなどの総合スーパー事業など様々な事業を国内外にあるグループ各社でおこなっています。「顧客最優先主義」をグループの企業原理に掲げ、店舗運営においては、地域のお客様の日常生活に根ざした店舗作りを目指しています。 また、国内だけでなく、米国やアジアといった環太平洋エリアでも店舗網を広げています。

    全従業員の満足度調査やコンプライアンス研修にWEBCASを活用

    ― WEBCASをどのように活用いただいていますか。

    利用用途は大きく分けて3つあり、「就労満足度調査」「コンプライアンス研修」「新規取引先様お取引窓口」のフォームをWEBCASで作成しています。それぞれどのように活用しているかご説明します。

    就労満足度調査

    全社員を対象とした就労満足度調査です。従業員の現状を定点的に可視化するため、毎月実施しています。設問内容は大きく分けて4つあり、睡眠時間・人間関係・仕事への満足度・先月との比較について質問しています。またそれらの回答を踏まえて人事から個別連絡が必要かどうかをチェックしてもらう項目もあります。

    就労満足度調査の画面

    就労満足度調査の画面

    就労満足度調査のフォーム。「晴れ」「曇り」「雨」というユニークでシンプルな選択肢が設けられている。

    コンプライアンス研修

    全従業員を対象とした、ハラスメントや法律に関する研修です。こちらも毎月実施しています。パワーポイントで作成したスライドを1枚ずつ画像にしてフォームに貼り付けています。紙芝居のような形式で1ページずつ進んでいき、最後のページで「内容を理解できましたか?」という設問を設け、理解できた人とできていない人で別々の完了ページに遷移するようにしています。

    コンプライアンス研修の画面

    コンプライアンス研修の画面

    コンプライアンス研修の画面。フォームに画像を差し込むことで、紙芝居のような形式で研修をおこなっている。

    新規取引先様お取引窓口

    新規取引を希望されるメーカーなどからの問い合わせを受け付けるフォームです。WEBCASのファイルアップロード機能を使って取引希望の商品の画像を送信できるようにしています。また、reCAPTCHA認証を付けることで、bot(ロボット)によるスパム登録を除外するようにしています。

    ※Google社が提供する、ウェブサイトへの不正アクセスを防止する仕組み。フォームに入力した情報を登録する前に「私はロボットではありません」といったチェックボックスを表示させたり、コンピューターには判別の難しい画像選択などをさせたりすることで、サイト訪問者が人間かコンピューターかを判別する。WEBCAS formulatorは作成したフォームにreCAPTCHAのウィジェットを埋め込むことが可能。

    ログイン認証機能を活用し、従業員IDとフォーム回答を紐づけて管理

    ― フォームのログイン認証機能を活用されていると伺いましたが、詳しくお聞かせいただけますか。

    ログイン認証機能は就労満足度調査やコンプライアンス研修で活用しています。従業員一人ひとりにあらかじめIDとパスワードを付与し、フォームにこれらを入力してログインしてから回答してもらうように設定しています。こうすることで、従業員データと回答を紐づけて管理できるようにしています。

    具体的には、WEBCASで従業員データを格納できるデータベースを構築したうえで、当社が別途保有している従業員管理システムからダウンロードした従業員データファイルをアップロードし、中身のデータを各フォームに連携させています。

    WEBCAS導入以前はログイン画面を設けておらず、回答する際に手打ちで従業員番号を入力してもらっていたのですが、間違いや入力漏れも発生しがちでした。そのため、回答者が入力したIDの正確性に欠けており、未回答者を完全に把握することが困難でした。
    WEBCASではIDとパスワードを使ってログインさせるクローズド形式のフォームが作成できるため、本人がログインして回答する仕組みになりました。これにより回答者が誰なのかが自動で判別されるようになり、従業員番号の入力漏れや誤入力などよる「集計時に誰が回答したか識別できなくなる事象」が生じなくなりました。

    ログイン画面

    ログイン画面

    実際のログイン画面。一人ひとり違うIDとパスワードを入力してから回答する仕様になっている。

    特にコンプライアンス研修においては、WEBCAS導入以前は受講を必須化することができていませんでしたが、このログイン情報があることで、回答した従業員をリアルタイムに把握でき、未受講者に対していつでもリマインドができるようになりました。コンプライアンス研修は業務に関わる重要な法規やルールを伝えるものなので、WEBCASのおかげで社内に浸透させることができて良かったと思っています。

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    WEBCASを選んだ理由 ― 担当者が語る、「まさにこれだ!」と思ったポイント

    ― アンケート・フォーム作成システム「WEBCAS formulator」を選んだ理由を教えていただけますか。

    システム選定にあたり、社内システムの提案や導入を担当するITサポート本部がいくつかのシステムをピックアップし、利用予定の人事労務本部に向けて紹介しました。その際、担当者が「まさにこれだ!」と口にしたのを覚えています。それほど、我々にとって欲しい要素を満たしたシステムでした。 実際どのような点が決め手となったのか、3つありますのでお話します。

    データベースを思い通りに設計できるため、運用にかかる時間や手間が大幅削減できる

    WEBCAS導入前までは社内で開発したアンケートシステムを使用していました。この内製システムでは、従業員データのアップロードや回答データのダウンロードに時間と手間がかかるという問題がありました。
    以前のシステムもWEBCASと同様にシステム内部にデータベースがあり、そこに従業員データをアップロードしていたのですが、このデータベース内の項目が初期設定のまま変更できない仕様でした。そのため、アップロードするデータはその項目に合わせた並びにする必要があり、社内の従業員管理システムからダウンロードしたデータを都度修正してからアップロードしていました。また回答データをシステムからダウンロードする際にも、全項目のデータがそのまま吐き出されてしまうので、ダウンロード後に必要なデータだけを手動で抽出する作業が必要でした。

    その点、WEBCASはデータベースを自由に設計できるため、当社の従業員管理システムに対応した項目を適切な並びで作成することで、データの出し入れに関する時間や手間が軽減されると考えました。

    価格が定額でコストが抑えられる

    内製システムでは、公開中のフォームを修正したり既存のフォームをコピーしたりすることができませんでした。そのため設問内容やデザインを少しでも変更する場合には、フォームを一から開発・構築することが必要でした。一度公開してから「ここを変更したいな」と思うこともありましたが、たとえ微小な変更であったとしてもフォームが作り直しになってしまうため、とても不便に感じていました。さらにフォームの開発作業は業務委託していたため、外注費もその度にかかっていました。

    一方WEBCASなら公開後のフォームを簡単に修正することが可能ですし、先に作ったフォームをコピーして、同じデザインや設問を流用したりすることができます。UIが分かりやすく自分たちで操作ができるので、業務委託でかかっていたコストも削減できると思いました。WEBCASにもランニングコストはかかりますが、定額制かつ低価格でしたので、その分を加味しても従来の2分の1ほどにコスト削減が可能と判断しました。

    2分の1にコストカット

    2分の1にコストカット

    手厚いサポート体制

    WEBCASは手厚いサポート体制が整っており、安心して運用を始められると思いました。実際に、導入当初は担当営業の方にアカウントの発行や契約面でのやり取りなど、色々と面倒を見ていただきました。普段の運用でも不明な点があればカスタマーサポートに問い合わせをして確認しています。連絡時のレスポンスは速く、とても助かります。

    従業員データ入れ替えにかかる時間が10分の1に

    ― 実際に導入してみて、運用は改善されましたか。

    はい、劇的に改善しました。実は当社では毎月2回人事異動があり、これに伴い各フォームの回答データと連携している従業員データの入れ替え作業が月に2回発生します。この従業員データの入れ替えにかかる作業時間や手間が10分の1程に減りました。

    先述の通り、以前のシステムではこのデータの入れ替え作業に大変な時間と労力がかかっており、1か月間その作業ばかりしているような状況でした。担当者のリソースがなくなる上に、精神的にも大変なストレスを感じる業務でした。
    この状況に対しWEBCASであればデータベースの項目を自分たちの好きなように指定できるので、従業員データのCSVファイルを細かく修正する必要がなくなり、データの入れ替え作業が本当に楽になりました。他の作業に時間を充てることができるようになりましたし、何よりもストレスがゼロになりました!

    導入前後の運用イメージ

    導入前後の運用イメージ

    また「就労満足度調査」に関しては上記に加え、調査後の回答データをダウンロードする際の時間と手間も減りました。この調査ではフリーコメント欄を設けており、その内容を人の手でジャンルごとに分類しています。以前使っていたシステムではダウンロードする回答データを絞ることができなかったので、毎回全回答データをダウンロードする必要がありました。従業員数が数万人に及ぶ当社ではデータ量も多く、ダウンロードしたデータを開くと重すぎてPCが固まることもしばしばありました。
    一方WEBCASであれば、自分たちの必要な項目のみに絞ってデータをダウンロードできるため、必要最低限のデータだけを吐き出すことができます。フリーコメント欄に回答した従業員の回答データだけを取り出すこともできますし、併せて確認したい項目を選ぶことも可能なため、作業が効率化されました。

    上位プラン(SaaS型)に移行した目的

    ― 2022年に上位プランへと変更されていますが、その経緯をお聞かせいただけますか。

    当社は元々、一番低コストで手軽に利用できるASPプランを契約していて、1つのグループ(WOW WORLD注:フォームを管理する単位)を自社全体用のグループとして使っていました。主に先述の就労満足度調査やコンプライアンス研修などの人事関連業務のみに利用していましたが、この調査フォームを見た従業員たちから「うちの部署でも使いたい!」という要望がたくさん寄せられました。

    PPIH松崎様

    PPIH松崎様

    「WEBCASに対する社内からの評判はとても良く、多くの反響がありました。」(松崎様)

    そこで、部署ごとのグループを作ってそのグループ内で自由にフォームを作れるようにしたいと考えました。そのために、グループ数やフォーム数が格段に多い上位プラン(SaaS型)へと移行した次第です。移行したおかげで、今では6つの部署別グループがあり、各部署がそれぞれにフォームを自由に作成し運用できるようになっています。

    今後の展望

    ― 最後に、今後の展望をお伺いできますでしょうか。

    上位プランに変更して、より多くの部門で活用ができるようになり、フォーム数も以前よりかなり多く作成できるようになりました。しかし、WEBCASの存在はまだグループ全体には浸透していません。そのため社内への認知を拡げていきたいです。そして、さまざまな部署やプロジェクトで活用していきたいと考えています。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

    ― こちらこそよろしくお願いいたします。本日は貴重なお話をありがとうございました。

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    アンケート・フォーム作成システム
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    ユーザ企業様プロフィール

    商号 株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
    代表者 代表取締役社長CEO 吉田 直樹
    所在地 東京都目黒区青葉台2-19-10
    設立 1980年9月5日
    資本金 23,217百万円
    URL https://ppih.co.jp/
    事業内容 グループ会社株式保有によるグループ経営企画・管理、子会社の管理業務受託、不動産管理等
    【ご注意】
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