マーケティングコミュニケーションコラム
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アンケート
こんにちは。アンケート・フォーム作成システム「WEBCAS formulator」のマーケティングチームです。
今回のテーマは「無記名アンケートで個人を特定する方法について」です。
Webアンケートを実施する際、「記名にするか、無記名にするか」は大きな悩みどころです。「回答者の負担を減らすため、個人情報の入力欄はなくしたい」「でも、回答内容と回答者を紐づけたい」そんな課題を感じている方は少なくないのではないでしょうか。
そこでWebアンケートシステムを提供するWOW WORLDから、「無記名アンケートでも回答者と回答内容を紐づける方法」をご紹介します。
※以下で紹介するアンケートを実施する際は、ユーザーに「会員情報と回答内容を紐づけて管理すること」をあらかじめお伝えしましょう。
実は、Webアンケートで回答者を特定する方法はいくつかあります。今回は、代表的な3つのやり方をご紹介します。貴社の状況を踏まえて「どの方法が向いているか」を検討してみてください。
1. メールアドレスを含む会員データを持っている(Excel等での管理でもOK)
→メール連携クローズドアンケート
2. 会員サイトなど、ログインのしくみがある
→シングルサインオン連携
3. メールアドレス情報がなく、どうしても紙(QRコード)で告知したい
→パラメータ連携
メールアドレスを含む会員データを保有している場合は、メールでアンケート回答を依頼するのがおすすめです。
この際、アンケートを一般公開せずに「メールを受け取った人しか回答できない」状態にすることで、無記名でも回答者を特定することが可能になります。
このようなクローズドアンケートは、メール配信システムとアンケートシステムを連携することで簡単に実施できます。今回は、当社のシステム(WEBCAS)を例に挙げてご紹介します。
<無記名アンケートの流れ>
① まず、アンケートシステムでWebアンケートの回答画面を作り、回答用のURLを確定させます。
② メール配信システムでアンケート回答依頼用のメールを作ります。
この際、①で作ったアンケート回答用のURLをメールの本文に差し込み、対象者に配信します。
③ 当社のメール配信システムであれば「アンケート回答URL」の末尾に暗号化されたパラメータ情報(ランダムな英数字)が付与されるため、その情報を元に回答した人を特定することができます。
この方法なら、受け取ったメールをクリックしてもらうだけでアンケート回答画面に誘導でき、さらに個人情報の入力が不要なので、回答率アップが期待できます。もちろん、メールを受け取っていない外部の人はアンケート画面にアクセスすることはできません(ブラウザに回答URLを直打ちしても、アクセスできません)。
参考ページ:メール配信システムとの連携
ECサイトやコミュニティサイトなど、「ログイン」のしくみがある会員サイトを運営している方は、シングルサインオン連携がおすすめです。
シングルサインオン(SSO)とは、1つのIDとパスワードを入力して、複数のWebサービスやアプリにログインできる仕組みです。会員サイトとアンケートシステムをシングルサインオン連携し、ユーザーが会員サイトにログインした状態であれば、アンケート画面でその都度個人情報を入力いただかなくても「会員情報」と「アンケート回答」を自動で紐づけることができます。
この仕組みを活用することにより、ユーザーは会員サイト内を回遊している途中で気軽にアンケートに回答できるため、回答率アップが期待できます。シングルサインオン連携ができるWebアンケートシステムはいくつかありますので、サービス提供会社に確認してみてください。
参考ページ:シングルサインオン連携
正直なところ、この方法は手間がかかるため大規模なアンケート収集にはあまり向いていません。
ただ、「どうしても無記名のWebアンケートで個人を特定したいが、告知手段が手渡しor郵送しかない(相手のメールアドレスを知らない)」という場合には役に立つ方法です。
<無記名アンケートの流れ>
① まず、アンケートシステムでWebアンケートの回答画面を作り、回答用のURLを確定させます。この際、アンケートシステム側でパラメータを取得する設定をしておきます。
② ①で作成したURLの末尾に、回答者の数の分だけ適当なパラメータを設定します。たとえばアンケートURLが「https://www.example/form」の場合、以下のようにパラメータ付きのURLを人数分用意します。
・https://www.example/form?id=a139
・https://www.example/form?id=48b6
・https://www.example/form?id=26c7
※パラメータは自由に作成いただいて構いませんが、「01」「02」などわかりやすいものはユーザーに書き換えられて回答されてしまう恐れもあるため、できるだけ英数字を含んだ複雑な文字列にするのが望ましいです。ランダムな文字列を作成する際は、以下のような無料作成ツールが便利です。
<ランダムな文字列を作成できるツール>
https://www.itm-asp.com/randam/index.php
https://www.benricho.org/password/
③ ②で作ったパラメータ付きのURLを、それぞれ個別のQRコードにします。QRコードは、以下のような無料作成ツールがWeb上にたくさんあるのでチェックしてみてください。
<QRコード作成ツール>
https://qr.quel.jp/
https://www.cman.jp/QRcode/
https://m.qrqrq.com/
無料デザインツール「Canva」でもQRコードが作れます。
https://www.canva.com/ja_jp/qr-code-generator/
④ QRコードが人数分作成できたら、それを紙にプリントします。この際、どのQRコードがどのIDかわかるよう紙に記載しておき、さらに、どの「IDが誰なのか」を管理しておきましょう。管理できたら、QRコードが書かれた紙を回答者に手渡しor郵送します。
⑤ 回答が集まったら、アンケートシステムで取得した回答IDと、手元で管理している個人情報を紐づければOKです。
参考ページ:パラメータ連携
以上、無記名Webアンケートで個人を特定する方法をご紹介しました。当社のアンケートシステムでは、上記3パターンのアンケートが実施可能です。(特に、メール連携アンケートは最も手軽に実施できるのでおすすめです。)ご興味があればお気軽にご相談ください。
●今回ご紹介したシステムはこちら
特徴、機能一覧、料金プランなど、
フォーム作成システムWEBCASの詳細資料(PDF)をご確認いただけます
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