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リスキリング・転職一体型サービスのリリースに合わせ、利用者を丁寧にサポートできるようWEBCASを導入。メールでのきめ細かな情報発信や問い合わせ対応を実現

Institution for a Global Society株式会社様

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「WEBCASで日々のサポート業務を円滑に進めています。特に、利用者の属性に合わせたメールを手軽に配信できる点が気に入っています。」

  • カスタマーサクセス部 ご担当者様
  • メール配信
  • アンケート
  • メール共有
  • 顧客管理
  • 情報通信
  • 人材・教育
  • 顧客サポート

人材教育に関する知見と人工知能を活用した評価・教育サービスを展開するInstitution for a Global Society株式会社(以下、IGS)様は、複数の大手企業や教育機関が参画するプロジェクトからリリースしたリスキリング・転職一体型サービス「ONGAESHI(オンガエシ)」のサポートを目的として、メール配信やフォーム作成が可能な「WEBCAS CRM」および問い合わせメール共有システム「WEBCAS mailcenter」を導入されました。ご担当者様に、WEBCASの活用内容や選定理由、利用した評価をお聞きしました。

※新しい職業に就くため、あるいは今の職業で活用することを目的に、新しい知識やスキルを身に着けるためにおこなう社会人の学び直しのこと。AIやDXによる業務変化に直面する組織の人材育成の取り組みとして注目、実践されている。

WEBCASを選んだ理由

  • メールでの情報発信から問い合わせ受付、問い合わせ対応までを適正なコストで実現できる
  • 特にメール配信において「毎回異なる配信リスト」をCSVで取り込める
  • WEBCASの導入効果

  • 属性に合わせたメール発信が手軽に実施できる
  • 問い合わせ受付~対応までを効率的におこなえる
  • IGSと新プロジェクト「ONGAESHI」について

    ― はじめに、貴社の事業概要についてお聞かせください。

    当社は、子どもから社会人まで誰しもが公正な評価を受け、平等な教育機会を得ることを目指し、テクノロジーを活用した360度評価システムや教育サービス、DXコンサルティングなどの事業を展開しています。AIを活用して従業員や採用候補者のコンピテンシー、気質などを科学的に測定できる企業向けサービス「GROW360」は、就活人気企業上位30社のうち12社への導入実績があります。本サービス以外にも、国際機関、大手企業、教育委員会、学校向けに様々なソリューションを提供しています。

    ※課題設定、創造力といった個人の行動特性。IGSでは、社会で活躍するために必要な25のコンピテンシーを測定できる。

    ― 現在、新プロジェクト「ONGAESHI」でWEBCASを活用されているとのことですが、こちらについて詳しく教えていただけますか。

    ONGAESHIプロジェクトは、持続可能な教育支援の仕組みで教育格差が是正される社会の実現を目指し、2023年2月に発足したプロジェクトです。当社が運営主体となり、コクヨ株式会社、三井住友信託銀行株式会社、慶應義塾大学経済学部附属経済研究所FinTEKセンター、東京理科大学インベストメント・マネジメント株式会社など、複数の大手企業や教育機関が参画しています。2023年10月には、本プロジェクトにおいてリスキリング・転職一体型サービス「ONGAESHI」のアプリをリリースしました。

    リスキリング・転職一体型サービス「ONGAESHI」のアプリ

    リスキリング・転職一体型サービス「ONGAESHI」のアプリ

    リスキリング・転職一体型サービス「ONGAESHI」のアプリ。「講座を学んで転職を目指す人」向けと「スポンサー」向けの2種がある。

    ブロックチェーンを活用した本サービスは、有料講座を”0円で学んで転職”できます。これを実現できる背景として、「データサイエンスやAI、Web3などを学び転職を目指す人(通称:タレント)」「講座の受講権であるNFTを購入して学びを支援したい人(通称:スポンサー)」をマッチングすることで、「無償の学び」を持続可能な方法で提供できる仕組みにしています。無償で学んだタレントが転職に成功すると、スポンサーには返礼として連帯貢献金(トークン)が付与されます。「ONGAESHI」は、採用企業から支払われる成功報酬の一部を人材育成に貢献した人々に還元する仕組みにより、持続的な無償教育を実現し、喫緊の課題となっているデジタル人材不足の解消を目指しています。

    ONGAESHI

    ONGAESHI

    ※NFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)とは、ブロックチェーンを基盤にして作成された代替不可能なデジタルデータ(トークン)のこと。それぞれ一意のシリアルナンバー(トークンID)が付与され、一点物の価値を生み出せるという特徴がある。会員権や不動産の所有の証明、著作権やアートなどさまざまな分野で実用化が進んでいる。

    「ONGAESHI」利用者へのサポート全般にWEBCASを活用

    ― 「ONGAESHI」において、WEBCASをどのようにご活用いただいていますか。

    転職を目指す人(タレント)や学びを支援する人(スポンサー)など、「ONGAESHI」のサービスを利用する方へのサポート全般に活用しています。当社では、WEBCASシリーズのメール配信とフォーム作成がセットになった「WEBCAS CRM」と、メール共有システム「WEBCAS mailcenter」をそれぞれ導入しており、主に以下の目的で利用しています。

    導入システム 活用目的
    WEBCAS CRMのメール配信機能(WEBCAS e-mail) サービス利用者への情報発信
    タレント向け:新しい講座のお知らせ、キャリア面談や求人に関するお知らせ等
    スポンサー向け:NFTの販売開始や購入方法のお知らせ等
    WEBCAS CRMのフォーム作成機能(WEBCAS formulator) サービス利用者向けの問い合わせフォーム作成
    (タレント向け/スポンサー向け)
    メール共有システムWEBCAS mailcenter 上記フォームで受け付けた問い合わせの一元管理・対応

    ― まずはメール配信について、配信されている内容や運用フローについてお聞かせいただけますでしょうか。

    さまざまな情報発信をしていますが、「ONGAESHI」のアプリに登録された方や、講座を受講された方(タレント)向けに新しい講座のお知らせを送るケースが多いです。また、講座を修了された方にキャリア支援に関するサポートメールを配信することもあります。500名以上の宛先に一斉配信する場合もありますが、基本的には配信する情報に関連のある方々をその都度抽出してリストを作成し、WEBCASにインポートして配信しています。

    ― 問い合わせの受付や対応はどのようにおこなっているのですか。

    WEBCAS formulatorで作成した問い合わせフォームのURLを、サービス利用者が閲覧するWebサイトやメールの本文に記載し、問い合わせを受け付けています。問い合わせ内容としては、講座の内容に関する質問や参加資格の相談が多いです。現在タレント向け、スポンサー向けのフォームに加えて英語対応用のフォームも用意しており、いずれもWEBCASのテンプレートを使って作成しています。

    IGS様_問い合わせフォーム

    IGS様_問い合わせフォーム

    問い合わせフォームの一部。WEBCASに搭載されているレスポンシブ対応のテンプレートを活用し、スマートフォンからも問い合わせしやすいようにしている。

    そして、このフォームで受け付けた問い合わせ内容をWEBCAS mailcenterに転送し、そちらでメールの返信と問い合わせの一元管理をおこなっています。現在は1名で対応することが多いですが、オペレータは3名分用意しており、今後問い合わせが増えた際にも複数人で効率的に対応できる仕組みを整えています。

    WEBCASを選んだ理由 ~属性に合わせたメール配信が手軽にできる~

    ― 今回「ONGAESHI」のサービスをリリースするにあたり、なぜWEBCASを選ばれたのでしょうか。

    WEBCASを選んだ一番の理由は、当社が求めていた「メールでの情報発信」「問い合わせ受付」「問い合わせ対応」のすべてを適正なコストで実現できたからです。

    特にメール配信については、毎回異なる配信リストをCSVで取り込めるという点が当社の運用にマッチしていました。当社では「この講座を修了した方にはこのキャリア支援情報を送る」など、できるだけ属性に合わせた情報発信をおこないたいと考えていました。また、サービス利用者の個人情報は別の仕組みで管理しているため、メール配信システム上には個人情報を保持しない運用を求めていました。そのため、配信のたびに対象リストを手軽に入れ替えることができ、さらにインポートしたリストを削除できるというWEBCASの機能がとても良いと感じました。

    導入前にはトライアル環境を使用して操作性を確認しましたが、いずれの製品もやりたいことがスムーズにできることがわかり、営業担当の方の丁寧なサポートもあったので採用を決めました。

    WEBCASを利用した感想

    ― 利用を開始されてから数か月が経ちますが、使い勝手はいかがですか。

    スムーズにサポート業務がおこなえています。それぞれの製品について、特に便利だと感じている点をお伝えします。

    ・メール配信システムWEBCAS e-mail

    当社ではHTML形式でメールを配信することが多いため、配信後は開封率などの数値を確認しています。WEBCASは管理画面上で開封率を含めたさまざまな配信分析結果を見ることができますが、これがとてもわかりやすいです。メール配信後は必ず数値を確認して社内に報告し、次回のメールの件名改善などに活かしています。

    ・フォーム作成システムWEBCAS formulator

    自分たちで問い合わせフォームを作成するのは初めてだったので、当初は「HTMLなどの知識がないと厳しいのではないか」と不安でした。しかしWEBCASは操作がとても簡単で、初心者でもきれいなフォームを作成することができました。レスポンシブ対応のテンプレートがあったためそれをベースにして、質問文や選択肢を修正したり入れ替えたりして作成しました。
    また、すぐに公開するのではなく下書き状態で保存しておける点が便利だと感じました。担当者自身はもちろん、社内のメンバーにも下書き状態のプレビューを共有できるため、皆でしっかり確認してから公開することができています。

    ・メール共有システムWEBCAS mailcenter

    通常のメールソフトで問い合わせに対応することもできますが、WEBCAS mailcenterなら通常メールとまぎれることなく「問い合わせのみ」を一元管理できるので、見落とすことがなく助かっています。また、問い合わせへの対応経過時間に応じて一覧表示されているメールの背景色を変更できるため、早期に対応すべきメールが一目で判断できる点が良いと感じています。

    今後の展望

    ― 最後に、今後の展望をお伺いできますでしょうか。

    メール配信に関しては、もともと当社のサービスに関心を持っている方が配信対象となっているため高い開封率を維持できていますが、今後もメール配信結果を分析しながらコンテンツを改善するなど、より良い情報提供のあり方を模索していきたいです。

    問い合わせフォームは基本的に内容を変えずに常設しておく予定ですが、もし修正や追加が発生した場合にも簡単に編集できることがわかったので、今後も安心して運用できそうです。

    WEBCASで効果的な情報発信ができればお問い合わせが増え、サービスにおいて善処すべきところもさらに見えてくると思います。「ONGAESHI」はまだ新しいサービスなので、今後利用者の方々とのコミュニケーションを活性化させ、より良いサービスを作っていきたいと考えています。引き続きサポートをよろしくお願いいたします。

    ― こちらこそよろしくお願いいたします。本日は貴重なお話をありがとうございました。

    ユーザ企業様プロフィール

    商号 Institution for a Global Society株式会社
    代表者 代表取締役社長 福原 正大
    所在地 東京都渋谷区恵比寿南1-11-2
    設立 2010年5月
    資本金 96百万円(2023年12月末現在)
    URL https://i-globalsociety.com/
    事業内容 AIを活用した人材評価プラットフォームを企業や学校に提供
    【ご注意】
    • ※本記事に関するお問い合わせは株式会社WOW WORLDまでお願いいたします。ユーザ企業様へのお問い合わせはご遠慮ください。
    • ※本記事は、当社製品・サービスの理解を深めていただくために公開しています。本来の目的以外の用途で利用することはできません。
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