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メール
お客様に何度も店舗に足を運んでもらうには、商品やサービスに満足いただき「また来たい」と思っていただく必要があります。しかし、お客様の来店回数を増やすには来店時に満足いただくだけでなく、普段からきめ細かいコミュニケーションを行い、お客様に忘れられないようにすることも大切です。
“リピーターを増やして店舗を活気づけたい!”とお考えなら、効率的かつダイレクトにお客様とコミュニケーションがとれる「メール販促」を始めてみませんか?
今回は、メール販促の始め方や運用方法、そしてメール販促において最低限気を付けなければいけないポイントをご紹介します。
メール販促は、お客様のメールアドレス収集からスタートします。できるだけ多くのお客様に登録してもらうには、お客様がその場で手軽に登録できる「空メール登録」がおすすめです。空メール登録は、お客様がスマートフォンやガラケーなどのモバイル端末でQRコードを読み込み、無記入のメールを送るだけで仮登録が完了する簡単な仕組みです。その後、登録アドレスに送信されてきたメールのURLをクリックしてフォーム入力を行うことで、正式に登録(本登録)が完了します。
この仕組みはお客様が自分でメールアドレスを入力する手間が省けるだけでなく、「間違ったアドレスが登録されてしまう」という心配もないため、店舗側にとってもメリットがあります。
なお、本登録時には以下のようにお客様の属性や趣味などを収集することも可能です。
お客様のメールアドレスが集まったら、メールコンテンツを作って配信します。件名や本文にお客様の名前を差し込んだり属性別に出し分けたりすると、「自分あてのメールだ」と思ってもらえるため、一斉配信に比べて読まれる確率が高くなります。
上記のようにお得情報やクーポンを送るのは直接販促につながる効果的な方法です。しかし、同じテイストのメールを出し続けているとお客様が見飽きてしまう可能性もあります。たとえばコスメの販売店舗なら「5分でできる流行メイク」など、メールで“お役立ちコンテンツ”を届けることもお客様との関係構築に役立ちます。
メール販促のよくあるご質問
Q.メールの配信頻度はどれくらいが良いのでしょうか?多すぎると押しつけがましいのではないかと不安です。
A.お客様に忘れられないようにするためにはある程度の配信回数が必要ですが、配信回数を増やしたからといって売上が伸び続けるわけではないというデータがあります。店舗のお客様向けに配信するなら、週に1回程度が目安です。
Q.モバイル向けのメール販促では、1行あたりの文字数をどのくらいにすれば良いでしょうか?
A. テキストメールの場合、文章の途中で改行を入れるとモバイルでは読みにくくなってしまいます。読みやすくするためには「。」まで改行なしで一文を続けるという方法が一般的です。
メール販促の効果を高めたいなら、表現豊かなデコメールやHTMLメールの配信もおすすめです。これらの画像付きメールはテキストメールに比べて視覚的にインパクトがあるため、お客様に商品やサービスを魅力的かつわかりやすく伝えることができます。
しかし、デコメールはガラケーには表示されてもスマホだと正常に表示されなかったり、HTMLメールは「i.softbank.jp」のアドレスでは表示されても「softbank.ne.jp」のアドレスでは表示できなかったりするなど(右図参照)、端末によって見え方が異なります。
そのためデコメやHTMLメールを配信する場合は、ドメインと端末情報、そして配信するコンテンツを整理した上でメール販促を行う必要があります。せっかく手間をかけてデコメやHTMLメールを制作しても、ドメインと端末情報を整理せずに一斉配信してしまうとメールが読めないお客様がいる可能性もあります。
スマートフォンの「softbank.ne.jp」宛にHTMLメールを送った場合
では、具体的に何をどうすればいいの?
i.softbank.jpおよびPCドメイン(gmail.comやyahoo.co.jpなど)は基本的にHTMLメールが表示できるため、HTMLメールコンテンツを配信しても問題ありません。
キャリアドメイン(docomo.ne.jp、ezweb.ne.jp、softbank.ne.jpなど)は、端末がガラケーの場合とスマートフォンの場合があり、さらにスマートフォンの中にもHTMLメールが表示できる端末と、デコメが表示できる端末が混在しています。そのため、「キャリアドメインにはテキストメールしか送らない」というのが、お客様に迷惑をかけない最もシンプルな方法です。
実はモバイル向けの一斉配信は、問題なく配信できたつもりでも「遅延して深夜に届いてしまった」「通信事業会社からブロックされてメールが届いていなかった」等のトラブルが多いことをご存知ですか?
●メールが届かない・遅延する理由
各通信事業者は、迷惑メール対策として大量の同報配信に対する制限(キャリアブロック)を行っています。そのため、適切なメールコンテンツを正しく配信していたとしても、outolookなどのメールソフトや格安のメール配信システムを使うと、迷惑メール判定されてしまいメールが届かなくなってしまう場合があります。また、メールのエラー率が高い場合も携帯キャリア側からのブロックを受けやすくなってしまい、これによってメールが送れて届くことがあります。
メールを配信してもお客様に届いていなかったり、逆に深夜に届いてしまったりすると、せっかくの販促施策が台無しになってしまいます。メール販促を行う際には「正しくメールが届いているか」を確認することも忘れてはいけません。
メール販促は、メールを送って終わりではなく効果検証が大切です。たとえば「メールを見た方限定のクーポン」を配信した場合は、来店時にお客様に提示してもらい、どのくらいの反響があったかを集計するのもひとつの方法です。
また実際に来店まではしなくても、お客様が「メールによってお店のことを思い出してくれたかどうか」を知ることも大切です。具体的には、配信したメールを何割の人が読んでくれたか(=開封率)を確認したり、メール本文内のURLを何割の人がクリックしてくれたか(=クリック率)を確認するという方法があります。「来週のメールはもう少し件名をキャッチーにしてみよう」など、次回のメール販促に活かすためにも、日常的にこれらの数値を確認するようにしましょう。
以上、メール販促を行うための流れと、気を付けるべきポイントをご紹介しました。
「意外と細かいことを気にしなければいけないのか…」と不安になった方もいるかもしれませんが、メールは他の販促ツール(街頭広告やテレビCM、テレアポ、DM、折り込みチラシなど)と比べると、確実に低コストで効果をあげられるツールです。また、お客様をセグメント分けして個別最適化したメールを送るなど、少しの工夫で驚異的な成果に結びつくこともあります。
店舗のリピーターを増やすためにも、ぜひメール販促に取り組んでみてください!
これより先は、メール販促に最適な当社のシステム「WEBCAS CRM(ウェブキャス シーアールエム)」を少しだけご紹介させていただきます。ご興味があればぜひご覧ください。
当社WOW WORLDでは、お客様のメールアドレス収集からお客様の情報管理、属性別メール販促までをすべて行えるシステム「WEBCAS CRM(ウェブキャス シーアールエム)」を提供しています。もちろん、お客様の名前をメールの件名/本文に差し込んだり、開封率・クリック率などをリアルタイムに計測できる機能も搭載しています。
WEBCAS CRMの特徴は、「届かない」「遅延する」といったモバイル向けメールのトラブルを解決できることです。
当社ではDoCoMo、au、SoftBank(Disney Mobile含む)全てのキャリアに対し独自の手法を用いてキャリアブロックを回避しています。さらに適切なエラー処理による自動クリーニングを行っているため、モバイル向けメールを遅延なく、確実に届けることが可能です。
実際に、他社のメール販促システムから乗り換えたユーザー様からは
「迷惑メールフォルダに振り分けられていたメールが届くようになった」
「エラー扱いだったメールの多くが届くようになった」
等、喜びの声を多数いただいています。
WEBCAS CRMは、お客様の受信端末が「スマートフォンか、ガラケーか」を事前に判定し、「用意したメールコンテンツ」を「きちんと表示できる端末」に配信する機能を標準搭載しています。
これにより、たとえば「HTMLメールを表示できるスマートフォンにだけHTMLメールを送り、それ以外にはテキストメールを配信する」という運用が簡単に実現します。
このほか、WEBCAS CRMはステップメール配信やお客様の声を集めるWebアンケートの作成など、下記の機能がすべて搭載されています。
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